新聞社に委託し、印刷させて配らせたのかな?でも新聞を取ってない家も多いよね。
ご丁寧な作りになっているが、「提出された原稿をそのまま印刷しています」とある。
ふだんは一目もくれず、そのまま片づけるか包み紙として使ってしまうんだが…。
今回は、ある視点で眺めてチェックしてみた。
それは、各候補者の欄に学歴が記されているかどうかだ。
候補者の学歴を記すことは、その党自身がブランド志向だということを示唆する。
添え物程度として扱っている積りかもしれないが、出身校の大半がブランド大学だ。
ブランド志向の有権者にはプラスに働く!…という目算があるのかもしれない。
まず、比例代表選出議員のページをめくって、学歴の記入があるか否かをチェック。
記入無し…立憲・社民・れいわ・保守・共産・自民・国民
記入あり…参政・公明・維新・再生・無所属
う~~ん。けっこう分かれているよね。
それは、主張などで進歩的に見える党か保守的に見える党か…とは関係ないようだ。
でも学歴の列挙は、ぼくはその党の無意識な保守性・ブランド志向の表れだと思う。
学歴でなくても、職業欄に弁護士・医者・大学教授・議員・市長etcが記されている。
決して、無職・プー太郎・フリーター・ニート・パラサイト・ひもetcとは書かない。
だから、学歴を記さなくとも見せたい職歴でマウントを取ろうとしているのである。
士業等の資格を記したところで、本当のプロフェッショナルかどうかは分からない。
医者だって医療ミスのリピーターがいるし、世間常識もない裁判官がたくさんいる。
試験というものの不条理で、パスしたというだけでひどい奴らは枚挙にいとまない。
次は、ちょっと小ぶりな選挙区選出議員の公報を見てみよう。地方版だ。
定員1人に4人の候補者の記事があった。
NHK党のふざけた候補者意外は、ご丁寧な”プロフィール”が記されている。
学歴は、なんと小学校から。まあ、地方は小・中・高の卒業生の絆があるからか?
職歴や役職は微に入り細に入り、なんと持っている全ての資格まで書いてある。
つまり、庶民にマウントを取れるものはフルに見せつけようという魂胆である。
選挙公報を眺めて、改めて思ったことがある。
人は、他人に見せつけたいものは、余すことなく見せつけたいという欲がある。
でも、ぼくらが本当に見たいのは、彼らが他人に見せたくないものなんだけどね!
それは単にゲス根性? 週刊文春や週刊新潮、週刊ポストを見たい事と同じか…
でもこれだけは言える。それらは、選挙公報よりもはるかに真実を語っている!
人々はなぜそれらを読みたがるかというと、本当のことが書かれているからだ。