だいぶん日が経ったが、ドキッとする事を言った人たちがいました。
養老孟司さんと阿川佐和子さんの対談による『男女の壁』という本の宣伝だ。
ちょっとドキッとするような内容を切り取っているのが、販売の戦略だ。
<閉経後の女性はどう生きるか>の章で、
【阿川】あっ、そうすると、女は中年以降は無駄に生きてるってことですか?
【養老】そう。
【阿川】男は中年以降も無駄に生きてないとおっしゃりたいんですね(笑)
【養老】別にそう言いたかったわけではないが、生物学的に言うとそうなっちゃう。
まあ、学問的に考えると…ということなんだろうが、これだけ切り取るとヤバい。
が、養老さんは東大の解剖学の元教授だから、思い余ったことを言っても許される。
阿川さんが口走ったことを、養老さんが「そう」と追認しただけなんだが。
が、何事も男女平等の世の中で、女性の中年以降の人生は無駄という言説は大変だ!
今ふつうの男が職場でこんなことを言ったら即アウトで、クビになるかもしれない。
阿川さんは年寄りの大御所との対談を商売にしているから、少々媚びた所もあるか?
もう一つのドッキリは、もっと前になるが、成田悠輔さんの放った言説だ。
日本の少子高齢化や社会保障問題について論議する中での表現だった。
「唯一の解決策は高齢者の集団自決、集団切腹しかない」と「早く死ねる社会」
高齢者が政治や企業のトップに長く居座り、世代交代が進まない…が本人の意図。
が、あまりにもどぎつい表現だったので、海外メディアにまで取り上げられた。
高齢者に物理的に死ねではなく、引き際をわきまえて退くことを求めた…と言い訳。
が、一度言い放ったことは後で黒塗りにすることはできず、大きな批判を浴びた。
「高齢者差別、年齢差別だ」「死を軽んじる表現だ」「言論人としての責任がある」
彼は東大を出てアメリカに留学して博士号まで取っているが、本当にバカだねえ。
父親が失踪し母親が倒れる等する中で進学したのだから、苦労しているはずだが。
切り取った阿川さんや成田さんの言葉は、全くのナンセンスでみな本気にしない。
けれど、閉経後の女性や高齢者たちの心の中に、嫌なものがグッと突き刺ささる。
なぜなら、彼らは「自分たちの値打ちが下がっている」思いを常に持っているから。
世間の本音の中にも「高齢者が増えるのは負担だけ」「早く死ねたらいい」があるか。
が、「存在するな」「死ね」という言葉は、人間の尊厳に対する最もひどい言葉だ。
お勉強ばかりしてきて、本当に大切なことを考えてこなかった人が言いがちな事だ。
こんな人種は、官公庁・政府・大学・身近な所…etcに、驚くほどたくさん居るよ。
受験勉強一辺倒になり、偏差値が高いことだけに価値があるようになったからだ。
学問が細分化され、専門化され、「道」ということを全く考えなくなったからだ。
みなさん、これからは本当の勉強・本物の学問に精進できるよう、がんばろー!






























