人生の中では、人はより多くを求めるのがふつうだ。
でも、ものによっては、多くをゲットできたから幸せになるとは限らない。
そこで、ちょっと考えてみた。
まず、金。よく”金があり過ぎても幸せにはならない”と言われる。
やはりそれは貧乏人たちのひがみから来ていて、貧乏人たちも金が入れば喜ぶ。
確かに幸せになるとは限らないが、より多くの可能性を手に入れることができる。
女。昔は”千人切り”を誇った者もいた。が、それで女を多く知ったことになるか?
本当に千人の女と寝たところで、一人のいい女を深く愛した者には敵わない。
千人切りの女もいたが、娼婦達と変わることはなく、千人切りの男と同じことだ。
友だち。多くの友だちを持つことは人気者ということだから、いいことなのか?
いや、そうでもない。常に甘言と笑顔を振り撒かなければならないから、大変だ。
人望があり過ぎてもいけない。たかってくる蠅のような人々のなんと多いことか!
西郷隆盛は、明治政府に反旗を翻した薩摩の若者たちに、何と命までくれてやった。
勉強。たくさん”勉強”したら、ブランド大学に行けて勲章となるからいいことか?
いや、受験勉強は本当の勉強ではないから、自分に力があると勘違いしてしまう。
中卒・高卒・Fランク大を心の底では軽蔑しているが、本人はそれに気づいていない。
寿命。昔から長生きは人々の切なる願いだ。でも本当に長生きしてしまったら…。
あり余る暇を持て余し、金も尽き、子ども達に疎まれて過ごすのが落ちだろう。
健康寿命が過ぎたら、あとは病気との戦いに終始し、やはりお迎えはやってくる。
趣味。趣味が多い人がいる。それは結構なことだが、金がかかってしょうがない。
車のヘビーなカスタマイズが趣味の人は、新車を買った以上の金を投じたりする。
習い事をしたら、その道の”先生”が月謝や発表会に出る謝礼などを永遠に搾り取る。
愛情。多ければ多いほどいい気がするが、そうとも言えないようなこともある。
恋に落ちると多くの愛情を相手に捧げるが、裏切られると憎悪に変じて倍返し。
子どもへの愛情も、過剰になれば甘やかしに通じ、子どもは却ってグレたりする。
やはり、”過ぎたるは及ばざるがごとし”という格言は活きているようだね。
祖父は「腹八分目」とよく言っていた。でも、ぼくは生来遠慮がちの人間だ。
何事についても二分か三分というところだから、今後はもっと欲深く生きていこう!
なかなか、そうはなれないんだが…(*_*; そういう人間も、多いと思う。



