トランプ氏の”暴言集”に、また新たな言葉が入ることになった。
「死んでうれしい」だ。誰が亡くなったかと言うと、モラー元FBI長官だ。
これはもはや「暴言」を越えている。人として、絶対言ってはならないことだ。
モラー氏は長年、民主・共和両党から信頼を寄せられていた。
ブッシュ大統領によってFBI長官に指名された際には、全会一致で承認された。
後任のオバマ大統領から続投するよう要請を受けた時も、全面的に皆の支持を得た。
米大統領選のトランプ陣営とロシア政府の共謀疑惑を巡る歴史的な捜査を指揮した。
捜査で、トランプ陣営とロシア政府の間で秘密裏の接触が数十件あり、その多くは幹部レベルのものだったことが判明した。
”トランプ氏がロシアの選挙介入を積極的に利用していた”ことが浮き彫りになった。
トランプは”魔女狩り”と言って、政治的に偏った捜査を主導したと執拗に批判した。
そうすればするほど、自分への疑惑が本当だったことを物語るのだが…。
そして、トランプ氏と支持者からほぼ絶え間なく発信されるうそや陰謀論のために、捜査結果はかき消されることとなった。
結局モラー氏は、トランプ陣営がロシアと共謀したとは認定しなかった。
必要な証拠がそろっていたのに、トランプ氏を司法妨害で起訴しなかった。
モラー氏はトランプを救った結果となったのだ。
モラー氏は当時そのことを、「トランプ氏は現職の大統領であることから、起訴の検討すら禁じられる」と説明していた。
誰しも、「死んでうれしい」人間が一人や二人はあるだろう。
でも、それを口にしちゃお終いだ。小学生でも分かることだ。
トランプ氏は人間性・倫理性からも、おそらく史上最悪のアメリカ大統領となった。
自身の失政から米国民の目を逸らすために戦争を仕掛け、たくさんの人を殺した。
関税や戦争でアメリカや世界の物価高を招き、世界の経済の混乱・悪化をも招いた。
トランプ氏は79歳で先は短い。世界中に彼が「死んでうれしい」人がたくさんいる。


