ウーブンシティーとは、トヨタが作る実験都市だ。カタカナ語が気に食わないが…。
元々東富士工場があった跡地に建てている。実験は始まったが、建設はまだ途上だ。
「ウーブン」とは英語で「織り込まれた」という意味だとか。
人々の暮らしや社会に、先進的な情報や技術を「織り込み、紡ぎ合わせる」という強い意志が込められているとか。
自動運転車やロボット・住宅など、モノと人がインターネットでつながるという。
集めたデータを活用して最適なサービスを提供するという。
「ヒト中心の街」「実証実験の街」「未完成の街」と言うが、本当に夢はあるのか?
最初は子育て世帯から高齢者まで、トヨタ社員を中心に360人程度が入居する。
将来的には2,000人規模になる予定というから、それほど大きな町でもないな。
実験の街と呼んでいるが、何を実験しようというのか?
アプリで車を呼んだら、自動的に車を運んでくれるサービスを実証しているとか。
ふつうの街でも、アプリでタクシーを呼べるようになったが、この場合は無人だ。
今公道では実験はできないが、ウーブンシティーの中ではできるとか。
人と車の流れを最適化するスマート信号も開発しているという。
センサーが交通量や人の流れ人流をリアルタイムで計測・分析し、そのデータに応じて信号が自動で切り替わるという。これは、いい試みだ。
不要な待ち時間を削減し、街全体の交通をスムーズにすることを目指している。
今はまだ第一期が始まったばかり。住んでいるのは数世帯で、入居企業は約20社。
何だかまだ淋しいが、さすがにクマさんは出ないだろう。
トヨタは、ハリウッド映画に出てくるような未来都市を作ろうとしているのか?
でも、今人々が高い金を出してまで観光する街は、大抵歴史のある古びた町だ。
おじさん達が夜になると嬉々として繰り出すのは、小便臭いような赤提灯の通りだ。
人間はややこしい。ごみごみした不便な町の方が懐かしく愛おしく感じられるのだ。
離島や昔からの漁港がある港町には、人がやっと通れるほど狭い路地が続く。
だからいったん火事が起こると、すぐ類焼して町ごと燃え尽きてしまう。
でも、消防車が入れるほど広い道にしてしまうと、島や港の魅力は全くなくなる。
トヨタのやろうとすることを腐すつもりはないよ。
でも、”便利な街””近未来の街”って、とても魅力的には思えないよなあ~。
なんだか寒々として、つまらなくて、ぼくなら半日でもそこに居れないと思う。



